シルクを化粧品に使うためには、製品へ配合できる状態に加工する必要があります。一般的には、シルクを構成するたんぱく質を細かく加工する加水分解という方法が用いられています。一方、BIONDが追求したのは、加水分解を行わずに、シルク由来成分を化粧品へ取り入れる方法でした。素材へ必要以上に手を加えず、その特徴に向き合うことはできないか。その考えから生まれたのが、「Silk Brut(シルクブリュット)」です。
非加水分解という選択
BIONDが採用しているのは、加水分解を行わないシルク由来原料です。多くのシルク化粧品が加水分解を選ぶのには理由があります。タンパク質を分解し、低分子化するほど水になじみやすくなり、配合や安定性の面で扱いやすくなるからです。一方で、分解が進むほど、シルクが本来持っていたアミノ酸の連鎖や立体構造は失われていきます。BIONDが向き合ったのは、この「扱いやすさ」と「素材本来の特徴」が、同時には成り立たないということでした。これは、ほかの原料や製法と優劣を競うためのものではありません。シルクという素材を見つめ、その特徴を生かすためのひとつの方法として選ばれたものです。
「Brut」に込めた考え方
「Brut」は、加工を加えすぎていない状態や、素材そのものに近いあり方を表す言葉です。BIONDでは、素材に手を加えすぎず、その個性を生かそうとするものづくりの姿勢を「Silk Brut」と表現しています。どのような素材を選び、どのような工程で化粧品へ取り入れ、どのような使用感につなげるのか。Silk Brutは、原料や製法だけでなく、BIONDのものづくり全体を表す考え方です。
化粧品として、できること
BIONDの製品には、シルク由来成分を保湿成分として配合しています。
肌にうるおいを与え、乾燥を防ぎ、なめらかに整える。毎日のスキンケアを通じて、肌をすこやかに保つこと。扱いやすさを優先するなら、加水分解という選択肢もあったはずです。それでもBIONDが非加水分解にこだわったのは、加工を重ねるほど、シルクが本来持つ個性が失われていくと考えたからです。
「Brut」——加工を加えすぎていない、素材そのものに近いあり方。BIONDが目指したのは、扱いやすさのために手放されてきたものに、もう一度光を当てることでした。
成分を数多く加えることだけでなく、選んだ素材をどのように生かすかを考える。その姿勢が、BIONDの製品づくりにつながっています。
足しすぎない。
素材を見つめる。
自分の肌に合うものを選ぶ。
それが、BIONDの考えるスキンケアです。
BIOND.