化粧品を選ぶとき、私たちは使用感や香り、配合成分など、さまざまな情報を参考にしています。

一方で、その成分がどのような素材から生まれ、どのような工程を経て化粧品に使われているのかまで、意識する機会は少ないかもしれません。

BIONDがものづくりで大切にしているのは、完成した製品だけでなく、そのもとになる素材へ目を向けることです。

そこで着目したのが、古くから私たちの暮らしに寄り添ってきたシルクでした。

衣類だけではない、シルクの特徴

シルクは、なめらかな手触りや上品な光沢を持つ素材として知られています。

主にたんぱく質からできており、そのたんぱく質は複数のアミノ酸によって構成されています。化粧品では、シルク由来成分が保湿成分として配合され、肌にうるおいを与えたり、なめらかに整えたりする目的で使用されています。

ただし、繭や繊維の状態のシルクを、そのまま化粧品へ配合できるわけではありません。原料として活用するためには、製品の目的に合わせた加工が必要です。

加水分解という加工方法

化粧品で広く使われているシルク由来成分のひとつに、加水分解シルクがあります。

加水分解とは、シルクを構成するたんぱく質を、より小さな状態へ加工する方法です。水になじみやすくなるため、スキンケアやヘアケアなど、さまざまな製品に使用されています。

BIONDが考えたのは、この方法を否定することではありません。

別の加工方法を選ぶことで、シルクという素材を異なる形で生かすことはできないか。その問いから、BIONDの原料開発は始まりました。

素材の背景も、選ぶ基準に

同じシルク由来成分であっても、加工方法や配合目的は製品によって異なります。

だからこそ、成分名だけでなく、なぜその素材を選び、どのような考え方で製品へ取り入れているのかを知ることも、化粧品選びのひとつの基準になります。

素材の背景を知ることは、自分が納得できる製品を選ぶための視点を増やすことです。